朝露の水分を吸うと、花びらが透明になる神秘的で美しい花「山荷葉(サンカヨウ)」を知っていますか?
とても珍しいこの花ですが、中部より北の地域や北海道の山奥などの日本国内で見ることができる植物なんです。
青いバラやマーブルカラーなど珍しい色合いの花々も素敵ですが、
逆に透明になってしまうというその不思議な姿に、魅了されずにはいられません。
なぜこのような生態になったのか・・・植物の進化はすごいなと、改めて感じさせられます。
色と関わり、色を大切に考える仕事をしていると、微細に色が表現できることや珍しい色に注目することが多くなりますが、「透明」であることが魅力になることもあるのですね。
私たちが手がける仕事でも、紙のポスターの鮮やかさや再現力の高さはもちろん魅力ですが、
透明のメディアへの出力で自動ドアや店舗の窓などを装飾する手法も非常に人気があります。
目新しい素材というわけではありませんが、クリアな素材ならではの色に透け感のある仕上がりが、海や空、雪など透明感を持ったデザインの表現に打ってつけで、この冬にもあらゆるところで活躍しています。
自然界での神秘的な透明感に人が引きつけられるように、
透明なフィルムで表現されるサイン・ディスプレイには、他の手法にはない魅力があるのかもしれません。
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