1月号の豊島区情報誌”とっぴぃ”が発刊されました。
今月号のコラム欄には、私たちの日常的なあるある、
職業病についてのお話を掲載しています。
フジサワの社員だけでなく、サイン・ディスプレイ業に携わる人の多くがそうであるかも知れませんが、
街中にあるあらゆるサイン(ポスターや看板)が常に気になってしまいます。
大きなものから小さなもの、足元に貼ってある物や
最近では「デジタルサイネージ」と呼ばれるモニターに映し出される広告などなど。
駅やデパートを歩いても、お店で昼食を食べるときも、いつどこにいても
街中のあらゆるところにサイン・ディスプレイはあふれています。
何気なく歩いていると目に入る。
それが広告にとって大切なことなのですが、
制作に携わる側として、ときにその広告内容よりも仕上がりに目が行ってしまうことがあります。
街中のサインを見ながら、
「こないだフジサワで作ったやつだ!」
(他の営業さんの仕事も意外と把握しています)
「このポスターの色は発色がきれいだな」
(赤や黒のパキッと感に注目していたり、どこのメーカーの機械か想像しています)
「ポスターの貼り方が曲がっているぞ・・・」
(社内の掲示物も水平が微妙に曲がってると指摘されます。笑)
「貼り合わせがうまくいってないなぁ。」
(複数枚の出力をつなげて一つの絵や写真にするのには、意外と技術が必要です)
などなど、人により気にするポイントは様々ですが、
自分で手掛けていないサインでも、素材や手法が気になったり、
ときには残念なポイントが目についたり、
自分には関係ないのに気になってしまう。。。
昨年長崎へ社員旅行へ行った際に、観光地エリアに工事用の仮囲いが設置されていました。
そのとき、その囲いに貼られていた装飾用のメディアに空気が入ってしまっていて、
それを手で慣らしてきれいにしようとしていた人が多くいたのもまさにそれだと思います(笑)
そのメディアを見て、メーカーと品番を予想したりすることも、
フジサワならではのおもしろい風景だったなと思い返されます。
また、街中で見かけた新しい技術や、見事な仕上がりのものは話題として共有したり、
逆に剥がれかけのサインや、貼り方・手法などに改善点が感じられるものは
お互いに注意喚起のきっかけとして話に上がったりもしています。
職業病と言ってしまうと、困りごとのような印象にもなりますが、
実は日々の勉強にも一役買っているのかもしれません。