壁紙素材で写真展

花粉対策でワセリンを鼻に塗ってみたり、最近では、制作時の端材が子供の想像力の発揮に一役買った！なんてこともありましたし、身の回りには意外な使い方でも活躍するものがいろいろありますね。

先週ご紹介した、ヘアサロンで行われたjun katatae「僕は写真に撮りました」展。

実はこの写真展で、フジサワの壁紙製品デコクロスの素材へ印刷して、写真展用の作品を制作しました。

私たちにとっても意外な使い方でしたが、温かくどこかノスタルジックな風合いに仕上がり、作品の雰囲気にとてもマッチしていました。

その他にも、画用紙に印刷して水彩画風のテイストにして展示するなど、一般の写真用紙で魅せるのとは違ったプリント手法が取り入れられていたり、立体を意識した展示方法が考えられていたり、写真の世界にもどんどん新しい風が吹いているということを目の当たりにして唸らされる作品展でした。

普段壁紙製品として使われている素材が、新しい発想で活躍する場面は新鮮で驚かされる試みでした。ただ「空間を楽しむ」ために創られているという意図ではどちらも、違いはないのだと思っています。