スターバックスのコンセプト戦略が「第三の居場所」ということは聞いたことがある方も多いと思います。
店舗設計から間接照明、ソファーやBGMも欠かせないアイテムとして、このコンセプトの実現のためにいろいろな計算がされているそうです。なんと、スタバのコーヒーにソーサーがないのは、コップとソーサーがぶつかる時のカチャカチャ音がうるさいからだという徹底ぶり。
そんな数ある店舗の中で、池袋明治通り店は三ヶ月ごとに違うアーティストの絵が飾られるギャラリーカフェでもあります。
アートや文化活動が活発な池袋周辺ですが、このお店で周期代わりの展示がされていることを知っている方は、まだ少ないかもしれません。
実は、8月からこの店舗で展示を行っているのは、デコポン通信Vol.5で取材させていただいた、イラストレータの片山なのあさんです。
優しいタッチの多いイラストは、それぞれの時間を過ごすカフェ空間にはぴったりです。
何気なく飾られている絵画たちは、ふと立ち寄ったカフェで思わぬアートと出会う楽しさと、「第三の居場所」として慣れ親しんだお客さんにとっては、いつもとちょっと違う気分の変化をもたらしてるれる欠かせないアイテムといえるかもしれません。
もちろん、コーヒーを味わったり会話を楽しんだり、空間の装飾やBGMを意識しないこともありますよね。そんな居心地の良さも、ふとアートと目があう瞬間に気づける空間も、どちらもこのお店が提供してくれるステキなサービスなのではないかと思います。